更年期障害にプロジェスト・クリームとは
日本では、販売が許可されていないものの、 アメリカを始め、世界中で利用され、その効果が評価されています。
ここでは、更年期障害の各種症状に効果のある「プロジェスト・クリーム」について、 なぜ、日本で販売が許可されていないのか、安全性、効果などについて、紹介しています。
プロジェスト・クリーム以外でプロゲステロンを増やす方法については、 プロゲステロンを増やす方法をご参照下さい。
日本ではなぜ販売が許可されていないのか
プロジェスト・クリームが日本で販売が許可されていないのは、 成分に「フェノキシエタノール」(※含有量が不明であるため、これは原因でない可能性もある)と有効成分「プロゲステロン」が含まれているからです。フェノキシエタノール
フェノキシエタノールは、毒性が比較的低い殺菌・防腐剤です。同様の防腐剤であるメチルパラベンやエチルパラベンとともに、日本でも様々な化粧品に用いられています。
そのため、フェノキシエタノール自体の利用は、日本でも禁じられていません。
フェノキシエタノールは、国連分類基準では「区分5(経口摂取、経皮摂取の場合5g/kg以下)」とされ、 急性毒性に対する危険はあるものの、その危険度は最も低い基準となっています。
しかし、日本ではこのフェノキシエタノールの含有量は、1%未満に制限されています。
プロジェスト・クリームのフェノキシエタノール含有量は明記されていません。 そのため、1%以上含有されている可能性があり、販売が許可されていないのかもしれません。
ただし、以下に紹介する全成分表を見る限り、表示順序が最後尾であることから、 この可能性はあまり高くないと考えられます。
プロゲステロン
プロゲステロンは卵巣の黄体から分泌される天然のホルモンです。このプロゲステロンの利用には、日本では処方箋が必要で、 プロゲステロン入りの市販品を販売することはできません。
この更年期に効果がある「プロゲステロン」を含有しているため、 「プロジェスト・クリーム」が日本で販売が許可されていないと考えられます。
プロジェスト・クリームの全成分
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有効成分「USPプロゲステロン」とは
USPプロゲステロンとは、「アメリカ薬局方(US Pharmacopeia)」のプロゲステロンを意味し、 日本で言う「日本薬局方」に相当し、同様の仕組みはその他の国にも存在します。このUSP(アメリカ薬局方)は、アメリカで流通するお薬に関して、 その成分、品質、純度などの基準を設ける機関であり、 USPプロゲステロンとは、USPの品質基準を満たしたプロゲステロンであることを意味します。
また、USPプロゲステロンの成分に着目すると、 USPプロゲステロンは人体で作られる天然のプロゲステロンと同じ成分であり、 ホルモン補充療法で利用される人工の「プロゲスチン」とは異なります。
プロジェスト・クリームの効果
プロジェスト・クリームの有効成分は「プロゲステロン」です。そのため、プロジェスト・クリームは、以下のような更年期障害の各種症状に効果があります。
プロジェスト・クリームの効果
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利用者の口コミ(良い口コミ)
プロジェスト・クリームは、日本での販売が許可されていないことから、 良い評価も悪い評価もあまり知られていません。一方、海外では市販品として販売されているため、多くの効果・評価を得ており、 多くのネット販売サイトにおいて、4.3~4.5以上(5を最高評価)の評価を得ています。
プロジェスト・クリーム利用者の口コミ
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利用者の口コミ(悪い口コミ)
プロジェスト・クリームの利用者の評価の全てが、良い訳ではありません。6%(5段階評価で1をつけた人の割合、記事作成時点)の人がプロジェスト・クリームには効果がなかったなど、悪い評価を与えています。
悪い評価の原因は、更年期障害の治療に関して正反対の結果が出たことや、 アレルギー、成分「フェノキシエタノール」の発ガン性に関わる危険についてのようです。
つまり、全ての更年期障害に対して、必ずしも良い結果が出る訳ではないようです。
プロジェスト・クリーム利用者の悪い口コミ
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プロジェスト・クリームの使用方法
プロジェスト・クリームは日本語の説明書がついてないことが多く、 その使用方法に戸惑うものの、 一日2回、小さじ1/4を以下の場所に刷り込み、マッサージするだけです。
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小さじ1/4あたり、USPプロゲステロンを約20mgを含有しており、 これが自然なホルモンバランスを達成するのに、有益な量とされています。
人によっては、量を減らしたり(半分、1/4など)、 2日に一度と頻度を減らして利用している人も大勢いるようです。
利用上の注意
プロジェスト・クリームは妊娠時や授乳中は推奨されていません。また、プロゲステロンは天然ホルモンのため、 更年期障害以外の利用は推奨されていません。
その他、フェノキシエタノールには、生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い、 眠気及びめまいの恐れが指摘されているため、注意が必要です。
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